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「ル・グラン・ランデヴー」

映画「男と女」で知られる、クロード・ルルーシュ監督による1976年公開の短編映画「ランデヴー」は、早朝のパリ市街を爆走するフェラーリ275GTBが、V12エンジンによる官能的なエキゾーストノートを響き渡らせながら、ドライバー目線で駆け抜ける様子が映し出されるのみの、台詞の存在しない斬新な映画です。(実際に走っていたのはメルセデスで、編集段階で後からフェラーリ・サウンドへと置き換えたそうです)

それから約45年の時を経て、クロード・ルルーシュ監督による、その続編と呼ばれる短編映画「ル・グラン・ランデヴー」が公開され、現在YouTubeで見ることができます。

https://youtu.be/7nFTMtX5n_A

新型コロナウイルスの影響により開催中止となってしまった、F1のモナコグランプリコース周辺の公道を閉鎖し撮影されたという今作では、モナコ出身のF1パイロットのシャルル・ルクレールが操縦するV8ツインターボエンジン+スリーモーターのPHEVモデル フェラーリSF90ストラダーレが素晴らしいエキゾーストサウンドとタイヤのスキール音を奏でながら疾走します。

迫力の臨場感あふれる、ドライバー目線でのモナコのタイトな市街地を走るシーンを見ていると、素人目でも、前を走るクルマを抜くのは極めて難しそうで、F1グランプリでは、ポールポジションでスタートしないと、かなり優勝するのは困難なように感じました。

本来であれば、F1モナコGPの開催予定日であった今年5月23日、24日に撮影されたというこの作品。出演者は皆マスクを着用しているので、将来この映画を見る人々に、2020年は世界中が新型コロナウイルスと闘っていたことが伝わると思います。


フェラーリといえば、昨年の11月に発表された新型車「ローマ」のイメージ映像も、とても良くできています。

https://youtu.be/q3LE8cl0IwE

ライアン・レイノルズ風の男性とモニカ・ベルッチ風の女性がハンドルを握る2台のフェラーリ・ローマが、夕方から夜そして日が昇る時間帯にかけて、ローマ市街地を戯れるように走る映像を見ると、このクルマの魅力がとても良く伝わってきます。

「LA NUOVA DOLCE VITA」と呼ばれるフェラーリ・ローマは、フェデリコ・フェリーニ監督の映画「LA DOLCE VITA」(甘い生活)の世界観となった1950年代後半~1960年代のローマをコンセプトに開発されたとされ、クラシカルかつモダン、シンプルで上品しかも妖艶なスタイルは、近年のどちらかというとレーシーでアグレッシブなスタイルのフェラーリとは一線を画すデザインで、個人的にはこちらの方が好みです。


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「ランボー ラスト・ブラッド」

シルベスター・スタローンが、60歳代後半時に出演した、代表作である「ロッキー」シリーズの続編「クリード」では、ロッキー・バルボアは指導者としての役柄で、年相応の設定での登場でした。

スタローンの、もう1つの代表作「ランボー」の続編である今作「ランボー ラスト・ブラッド」では、たった1人で大勢の敵と戦う「1人軍隊」と呼ばれるジョン・ランボーを今年73歳を迎えるスタローンが、どのような設定で登場するのかが興味深かったのですが、蓋を開けてみると、ランボーの弟子が戦うとかではなく、ストレートにランボーが孤軍奮闘する姿が描かれていました。

しかし、相変わらずM-65ミリタリージャケットは身に着けているものの、年を重ね衰えた肉体に応じた、過去とは異なる戦略で敵を倒します。

まさに「ラスト・ブラッド」と呼ぶに相応しい、心を熱くする内容のストーリー展開となっていました。

元グリーンベレー兵士でベトナム戦争帰還後は、そのスキルを活かし幾度も1人で多くの敵と戦ってきたジョン・ランボー。

現在はアリゾナのメキシコ国境付近で、古くからの友人であるマリアとその孫娘ガブリエラと共に、ベトナム戦争での後遺症PTSDに悩まされながらも平穏な暮らしをしていました。しかし実の娘のように接してきたガブリエラが、メキシコの凶悪な人身売買カルテルに誘拐されてしまいます。

愛する者を守るためにランボーは、老体に鞭を打ちながら、再び孤独な戦いを開始することになるのです。

今作でランボーが戦うのは、メキシコの犯罪組織。かつては「トラフィック」や「ボーダーライン」「運び屋」などで、凶暴なメキシコの麻薬カルテルが描かれてきました。メキシコでは身代金目的の人身売買カルテルによる子供の誘拐が頻繁しており、裕福な家庭の子供は雇われたボディガードにより警護され、誘拐保険に加入することが当たり前となっていると語られていたのは、「マイ・ボディガード」

ランボーが「メキシコは危険な場所だ」と言っていたように、真偽のほどはわかりませんが、ハリウッド映画では、メキシコは非常に危険な場所として描かれることが多いようです。

現実にも、メキシコ市の治安庁長官が犯罪組織に銃撃された事件や、犯罪組織の抗争による遺棄された大量の死体が発見されるなどの事件が、最近でもニュースで報道されています。

新型コロナウイルスの影響により、3月20日公開の「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」鑑賞以来の、約3か月ぶりの映画館での大スクリーンによる鑑賞になりました。

やはり家の小さなモニーターで見るのとは迫力が違います。

現在劇場は、1席ごとに間隔を開けての着席なので、カップルの方も隣り合って座ることはできませんが、ソーシャルディスタンスは保つことができています。

そう言えば、シルベスター・スタローンが元妻ブリジット・ニールセンと共演し、主演も務めた、マリオン・コブレッティ刑事の活躍を描いた「コブラ」のリブート企画も、スタローンによりスタートしているようです。


「アイリッシュマン」


Netflixの映画「アイリッシュマン」は、マーティン・スコセッシ監督による実話に基ずく物語。

イタリア系大物マフィア ラッセル・バッファリーノ(ジョー・ペシ)のもとでヒットマンとして雇われていたアイルランド系のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、大統領の次に権力があると言われた、全米トラック運転手組合の委員長ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)のボディーガードを務めることになり、やがてフランクとジミーは家族ぐるみの付き合いをするようになりますが、権力抗争によりジミーは突然行方不明に・・・・・・。

労働組合指導者という大物の失踪に絡んだ、アメリカの裏社会の人々の策略や陰謀、そして悲哀を描いた中に、、ケネディー大統領誕生と、いまだに謎に包まれているその暗殺の真相にも触れられるている作品です。


監督はギャング映画が得意なマーティン・スコセッシ。

主演はスコセッシ監督のタクシー・ドライバー、レイジング・ブル、グットフェローズ、カジノなどでも主演を務めるロバート・デ・ニーロ

脇を固めるのは、ロバート・デ・ニーロとはゴッド・ファーザーパート2やヒート等で共演しているアル・パチーノ。

更にスコセッシ監督作品やセルジオ・レオーネ監督のワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカでロバート・デ・ニーロと共演しているジョー・ペシ。

マーティン・スコセッシ監督によるロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ共演のギャング映画となれば期待しないわけにはいきません。

監督の演出、3人の俳優によるいぶし銀の演技、そして約50年にも及ぶ物語を、VFXによる効果で顔を若返らせ、徐々に現在の実年齢に近付けていく技術には、素晴らしいものがありました。


「ミッドナイト・ガイズ」

2013年に公開された映画「ミッドナイト・ガイズ」

ずっと気になっていたのですが、やっと見ることができました。

アル・パチーノとクリストファー・ウォーケンが共演の割には、当時あまり話題とならず群馬県の映画館では上映されなかったので、どうなのかな?と思っていましたが、見てみるととても良い映画で、ゴッドファーザー・パート3やスカーフェイスへのオマージュと思われるシーンも存在しました。

28年もの刑期を終え出所したヴァル(アル・パチーノ)は古くからの仲間ドク(クリストファー・ウォーケン)に迎えられます。久しぶりの再会を喜ぶ二人。しかしドクは、ある理由により組織のボスから、翌日の午前10時までにヴァルを殺害するよう指示をされていたのです。

チャンスは何度もありましたが、友人であるヴァルを殺害する決断を、なかなかできないド
ク。やがてヴァルはドクが自分を殺害しようとしていることに気づきます。果たして二人はどのような決断を下すのか・・・・・。

男の友情と絆、家族愛など泣かせるシーンも数々あります。

カッコいいおじいちゃんが(当時アル・パチーノ73歳、クリストファー・ウォーケン70歳)バーで若い女性をナンパしようとしたり、高血圧や緑内障の薬を鼻から吸引したり、盗んだダッジ・チャレンジャーで老人ホームに入所している仲間を「救助」しに行くなど、ユーモラスを交えた演出で、これまでのアル・パチーノが演じてきたギャング映画、ゴッドファーザーやスカーフェィス、カリートの道、フェイクなどのシリアスな内容とは異なるトーンの映画です。

言わずと知れた名優アル・パチーノ。

そして、クリストファー・ウォーケンも、ロバート・デ・ニーロと共演したディア・ハンターでのロシアンルーレットのシーンでの鬼気迫る演技や、007、バットマン、ラストマン・スタンディングなどでの悪役等、存在感のある強い印象を残す名優です。

マイケル・マン監督の「ヒート」でのアル・パチーノとロバート・デ・ニーロと同じように、今作もアル・パチーノとクリストファー・ウォーケンという二人のベテラン俳優のそれまでの実績や経験が、共演することによる相乗効果で、映画をより面白くしています。

二人がダークスーツに着替え、敵のアジトへと乗り込むシーンは、スカーフェィスのトニー・モンタナ(アル・パチーノ)がチョークストライプのスーツ姿で大勢の敵と戦うシーンと同じくらいカッコよかったです。

そういえば、Netflixのアル・パチーノとロバート・デ・ニーロが共演しているマーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」も早く見なければ。


「サスペリア」

「決してひとりでは見ないでください」

子供の時見たホラー映画「サスペリア」。内容はほとんど覚えていませんが、キャッチコピーはいまだに記憶に残っています。

先日「Stay Home」で見たのは、2018年に公開されたリメイクの「サスペリア」

あのクエンティン・タランティーノ監督が今作を見て、その完成度に涙したと言われる映画です。

舞台は1977年のドイツ 西ベルリン。ベルリンの壁の脇に佇むマルコス・ダンス・カンパニーにアメリカからやってきたスージーが入団。しかしそこは表向きは舞踊団として運営されていますが、実際には魔女達が巣くう恐ろしい場所だったのです・・・・。

ホラー映画なので、かなりグロテスクなシーンもありますが、東西冷戦や左翼によるハイジャック事件といった、実際の当時における抑圧的な政治的背景の中に、ナチス・ドイツの犠牲となったユダヤ人や古くに行われていた魔女狩りといった虐げられた人々を描き、さらにそこに宗教や芸術的な要素も含めた複雑な内容となっているので、単純にホラー映画として分類することのできない映画となっていました。ラスト付近の壮絶なシーンには、おどろおどろしい曲でなく、トム・ヨークの穏やかで優雅な雰囲気のある曲を使用し、開放や救済と捉えられる結末となっているのです。

すごい映画を見てしまった感のある、デビット・クローネンバーグ監督作品風の、少し難解な映画でした。人により様々な解釈ができる内容だと思います。

主演のスージー役はドン・ジョンソンの娘ダコタ・ジョンソン。「ドクター・ストレンジ」のティルダ・スウィントンはカリスマ振付師のマダム・ブランと精神科医の老紳士ジョセフ・クレンペラー博士の二役を演じ、さらにもう一人の人物を演じています。特殊メイクにより同じ人物が演じているとは思えない役作りです。

監督は、男性同士の恋愛を描いた映画という「君の名前で僕を呼んで」で注目を浴びたイタリア人監督ルカ・グァダニーノ。

最近知ったのですが、ルカ・グァダニーノ監督は、現在まだ企画段階の「スカーフェイス」のリブート版映画の監督を務めるらしいのです。

「暗黒街の顔役」のリブートとして製作された「スカーフェイス」はブライアン・デ・パルマ監督によるアル・パチーノ主演の名作。

「君の名前で僕を呼んで」は見ていませんが、今作「サスペリア」のような作品をつくる監督が「スカーフェイス」をどのように仕上げるのか興味津々です。

実現することを願います。


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