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第一次世界大戦時が舞台であった前作で、ダイアナ/ワンダーウーマン(ガル・ガドット)は人類のために共に戦った恋人である空軍パイロット スティーブ(クリス・パイン)を亡くしてしまうという悲劇に見舞われることに。
それから約70年後の1984年。ダイアナはスミソニアン博物館の考古学者として働きながら、人々にピンチが訪れるとワンダーウーマンとして悪と戦っていました。
ダイアナは加齢のスピードが人間とは異なるので、当時とほぼ同じ容姿のまま! そして、前作で命を落としたはずの人間であるスティーブまでもが、ある出来事がきっかけで当時と変わらぬ姿で蘇ることに!
人々の欲望を利用し、自らの野望を叶えようとする実業家マックス。そして謎の敵チーター。二人の陰謀が人類滅亡の危機を招くことに・・・・・。その危機を阻止するためにたった一人で立ち向かうダイアナ/ワンダーウーマン。しかし人々を救済するためにはある代償を払わなければならないことに。果たしてその結末は?
1980年代の経済や政治的状況が物語に上手く組み込まれています。
「バットマンVSスーパーマン」でピンチに陥ったバットマンを助けるためにワンダーウーマンが登場したシーンと同じ、ワンダーウーマンのテーマ曲が流れる中での、アクションシーンはワクワクしてしまいます。
真のヒーローだけが身に着けることを許された鎧「ゴールドアーマー」、強力な衝撃波を放つ「ガントレット・クラッシュ」、攻撃だけでなく、投げた相手に真実を告白させる力なども兼ね備えた「ヘスティアの縄」などを駆使して戦うダイアナ/ワンダーウーマン。しかし彼女の本当の強さはそれらの戦闘能力だけでは無いことが、今作で明らかとなります。
メガホンを取ったのは前作に引き続きパティ・ジェンキンス監督。女性ならではの感性で新たなアメコミヒーロー映画を完成させました。
コロナウイルスの影響で公開延期が繰り返された本作。最終的に本国アメリカでは12月25日から劇場公開と同時に動画配信サービスでも配信されることに。とはいうものの、おそらく今のアメリカの状況では営業している映画館は数少ないと思われるので、多くのアメリカの人は動画配信サービスでの鑑賞になってしまうと思われます。そのような状況の中、日本では一足早く12月18日から映画館の大スクリーンで鑑賞ができます。
コロナ騒動に明け暮れた2020年。今の混沌とした状況に、希望を与えてくれると思われる結末になっている「ワンダーウーマン 1984」
デートにもおすすめの映画です。