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What's New 2017年10月アーカイブ

「ブレードランナー 2049」

1982年に公開されたSF映画「ブレードランナー」で描かれた2019年のロサンゼルスの街並みは、どこかアジアを思い起こす猥雑で混沌とした風景で、ネオンや看板には漢字やひらがな、カタカナが目立ち、ビルに設置された巨大スクリーンには日本人と思われる着物を着た女性が映し出され、何故か「強力わかもと」の文字が現れます。「2つで十分ですよ」という、これも日本人と思われる出演者の日本語の台詞もあります。

タイレル社によって、人間そっくりに開発されたレプリカント(人造人間)は体力、敏しょう性に優れ、製造した遺伝子技術者に匹敵する知能を持ち、宇宙での過酷な労働に従事させられていました。本来は、感情を持たないはずの彼らは製造後数年で感情を示す事がわかったので、安全策として4年の寿命が施されました。

しかし反乱を起こしたレプリカントが、地球に潜入するようになった為、特別捜査班「ブレードランナー」に、それらを処分するよう指示が出されます。

人間とレプリカントとの境界線が近付き曖昧となってしまい、レプリカントの方がより人間らしい感情を持っていると思わせる行動を取る描写などもあり、人間とは何か?という哲学的な要素も含んだ、リドリー・スコット監督のこの作品は、1982年の時点で、すでに現在からこの先の未来において飛躍的に進歩するであろうAI・人工知能に関しての負の側面を予言しているかのようです。

このオリジナル「ブレードランナー」では、恋愛関係となった、ハリソン・フォード演じるブレードランナー「デッカード」と女性レプリカント「レイチェル」が逃避行するシーンで幕を閉じます。

あれから35年・・・・・。

ついに、続編「ブレードランナー 2049」が公開となりました。

2019年から30年後の2049年の世界が描かれた今作は、ライアン・ゴズリング演じる新たなブレードランナー「K」を中心に展開します。もちろんハリソン・フォード演じる「デッカード」も登場し、謎であった「レイチェル」とのその後も描かれます。

タイレル社に代わる新たなレプリカント製造会社のトップ「ネアンデル・ウオレス」役には当初、デヴィッド・ボウイが演じる予定だったようですが、惜しくも2016年に亡くなってしまった為、「スーサイド・スクワット」でジョーカーを演じたジャレット・レトが起用されたそうです。ジャレット・レトも良かったですが、デヴィッド・ボウイのイメージは、この映画の雰囲気にピッタリなので、デヴィッド・ボウイの演技を見たかったです。

今回リドリー・スコットは、製作総指揮となり、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴとなりましたが、オリジナルの世界観を見事に継承しており、見ごたえのある作品になっています。

「デッカード」とレプリカントである為に短命な 「レイチェル」、「K」とアナ・デ・アルマス演じるホログラフィーである恋人「ジョイ」。

2組の切ないラブストーリーも描かれており、心を打たれます。


デートにも、お勧めの映画です。


「アトミック・ブロンド」


「マッドマックス 怒りのデスロード」では、スキンヘッドで「マックス」顔負けのアクションを演じた「シャーリーズ・セロン」

 

「アトミック・ブロンド」ではブロンドヘアで登場し、再び大暴れをします。


1989年の冷戦時代終盤、ベルリンの壁が崩壊する直前ベルリンでMI6のスパイが殺害され重大な機密情報が奪われた。その機密情報と二重スパイを探す任務を命じられたのは、侵入・接近戦・脱出能力に優れたMI6所属の女スパイ「ロレーン・ブロートン」(シャーリーズ・セロン)

機密情報を巡り、MI6、KGB、CIA、DGSEといった各国のスパイが入り乱れ、誰も信じる事が出来ない、戦いが繰り広げられます。

今作に備えシャーリーズ・セロンは「ジョン・ウィック」のキアヌ・リーブスとトレーニングを行ったそうで、スタイリッシュな銃撃戦や激しいカーアクションを見せてくれますが、中でも泥臭くて痛々しい、およそ7分間に渡るロングカットでの屈強な男たちとの体を張ったバトルシーンは圧巻でした。

アクションもさることながら、ストーリーもしっかりしており、ハードボイルドなタッチで冷酷非情なスパイの世界を描いています。さらに各シーンに応じた、デヴィッド・ボウイ等の80年代音楽がリンクしていてより盛り上げます。

930型と思われる空冷のポルシェ 911や、ベルトーネ時代の奇才マルチェロ・ガンディーニがデザインしたアルファロメオ モントリオールなどのクラシックなクルマも多数登場します。

傷ついた体を氷が入った冷水で癒しウオッカをがぶ飲みしたり、倒した相手が咥えていた煙草を奪い取り吸ったり、DGSEの女スパイを演じたソフィア・ブテラに壁ドンをしたりと、シャーリーズ・セロン男前すぎます。


「アウトレイジ 最終章」

誰が敵か味方かわからない、裏切りと駆け引きが繰り広げられる中、ただ一人ぶれずに自分の信念を貫く「ビートたけし」演じる「大友」を主人公にした「アウトレイジ」シリーズ。

その最終章はまさに「大友」らしいシーンでラストを迎えます。


衆議院議員解散による総選挙を控えたこの時期。新党の結成なども相次ぎ、情勢のわからない各党の対立や協力関係。或いは、大義が有るわけでもなく、もっともらしい事を言って、単に当選したいが為に注目されている新党を渡り歩いているようにしか思えない、議員候補者等を見ていると、この映画の内容や登場人物を思い浮かべてしまいます。

日本人には奇数の組み合わせを美しいと感じる感性が古くから有り、その事から俳句の五七五、七福神、七五三、七夕、三三七拍子と言った言葉が誕生したそうです。北野武監督はそれに習い、カット割りの全てが奇数の秒数で構成されるように意識しているそうです。

それらの作品は、お笑い要素の強い物、ほのぼのとした雰囲気の物、青春映画など様々なジャンルの作品が生み出されていますが、中でも「その男凶暴につき」「HANABI」「BROTHER」「ソナチネ」そして今作「アウトレイジ」シリーズと言ったバイオレンス要素の強い作品が特に優れているように感じます。

北野武監督の作品は海外でも高く評価されており、特にフランスでは数々の勲章を受章しています。北野作品はフレンチ・フィルム・ノワールと言われるジャンルの映画の雰囲気に似た物があるようにも思います。


「アウトレイジ 最終章」はデート向けとは言えないかもしれませんが、次回作では恋愛ものを予定しているそうです。


「北野武監督」は映画、小説、絵画など様々なジャンルの才能を持ちながら、気取らず、原点で有るコメディアンの仕事も「ビートたけし」として続けて、70歳になる今でも「鬼瓦権造」などの被り物キャラをぶれる事なく演じているのが素晴らしいと感じます。


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